久我山の家

「久我山の家(1965)」は、ＲＣ造の上部に大きな木造が載せられた２階建ての住宅です。

延床面積は50坪以上もありますが、「小さな森の家　吉村山荘」や「浜田山の家」と同じく、片流れ屋根の主階が持ち上げられた断面計画になっています。

この住宅では、２階の玄関まで外階段で上がるため１階の高さが抑えられ、車庫の天井を最小限にして仕事部屋では床が地中に下げられています。

主階の平面計画は東側に居間等の公的部分、西側に寝室や浴室等の私的部分がゾーニングされ、中央は玄関の近くで女中室と台所が南北に配置されています。