群馬音楽センター
アントニン・レーモンド設計の「群馬音楽センター(1961)」は、RC造の「不整形折面架板構造」という特殊な構造で躯体の柱や梁がなく折り紙のように建てられていて、扇形の音楽ホール内部でも折板構造をそのまま利用したデザインになっていました。
ロビーの両端には個性的な階段が設けられていて、その上階のホワイエにはレーモンドがデザインしたフレスコ壁画の「リズム」が階下から繋がるように描かれ、屋外からも透けて見えるようになっていました。
この建築では工事費の多くが高崎市民からの寄付によって集められたそうで、1階の「レーモンド・ギャラリー」では貴重な写真や模型等が展示されていました。
肝心の三沢建築研究所による最終建築案模型は、他の展示会に貸し出し中になっていました・・・残念。
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