応接室
・・・『奥村まことのブログ 吉村順三先生に学んで』「障子」のページです。
吉村順三記念ギャラリーの応接室の入り口からは、一灯のペンダントライトが天井の中央から吊るされているように見えます。
しかし、室内から観察すれば、照明器具は天井付けではなく部屋の隅から片持ちで支えられ、コンパスのように円弧で可動するデザインになっていることが解ります!
応接室の照明器具は電球一つで空間全体を重心低く灯しつつも、光源が眩しくならないようにシェードが細く深い形状になっています。
『お寺(の室内空間)がなぜ気持ち良いかわかるかい?』。その問いの答えは、『天井に照明(器具)がないからだよ。』
これは、「吉村順三記念ギャラリー」で聞かせていただいた、平尾先生が学生だった頃のエピソードです。
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