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吉村順三記念ギャラリー
2/01/2019
ポカンティコヒルの家
1974年に竣工した「ポカンティコヒルの家」は、ニューヨーク郊外の丘の上で西向きの眺望を活かすように建てられています。
木造の主階を支えるRC造の地階は傾斜によって部分的に地上階となり、建物の中心に設けられた主階の中庭と地階のピロティーが繋げられています。
主階は中心に中庭が空けられた正方形のため、その屋根形状がどの方位から見ても同じになるように計画されています。
そして、中庭に面した建物内周は回廊によって動線が回遊し、外周では見晴らしの良い位置に公的部分、周囲の木々を眺めるように私的部分が配置されています。
屋根の外周では雨樋が部分的に設けられていて、そこからの排水は縦樋の代わりに鎖樋が3ヶ所だけ!地面まで下げられています。
その他は軒先からそのまま地面の雨落としに排水されますが、軒下を通る動線部分では雨水が落ちないように屋根面で流れを変える工夫がされていました!
屋根は内周と外周で勾配が分けられていて、建物外側では銅板葺きの緩やかな勾配で軒を深く、中庭に向かった内側は更に緩い勾配で防水仕上げされています。
そして、建物断面の中央付近では段差によって壁面が造られ、その部分にハイサイドライトの開口部や換気設備のルーバー等が設けられています。
構造躯体だけを考慮すれば地階と主階をより合理的に計画できるかもしれませんが、そこに生じる僅かなギャップによって豊かな空間が創られている事が解ります!
同じ敷地には
「ニューヨーク郊外のゲストハウス」
も建てられています。
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